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コンテンツをストーリーテリングで書くこと

ワクワクする会話

コンテンツを充実させるのに、よく言われるのが「何を書いていいか分からない。」ということ。そんなときは、一旦それを考えるのをやめて自分の体験したことを書けばいいと伝えています。見てきたこと、触れてきたこと、聞いたこと、そして感じたこと。

その書き方をストーリーテリングと言います。ストーリーテリングとは、「素話(すばなし)」「語り」「話しかけ」とも呼ばれるもので、本を見ながら読み聞かせる「読み聞かせ」「朗読」とは異なり、聞き手の目や表情を見ながら語りかける方法です。この方法を使うことで、聞き手が子どもだった場合、目を見ながら話しかけることで、より深く想像力を刺激し共感を得ることが出来ます。

「お父さんが子どもの頃はこんな遊びをして楽しかった~。」「お父さんが子どもの時は、ドラえもんのタケコプターが欲しくてね。竹とんぼを帽子に付けて高いところから飛び降りたら大怪我してお婆ちゃんから怒られてね。もう痛くて痛くて大声で泣いたね。」と話せば、子どもは”怪我して痛くて怒られる”と言うことに共感をしながら話を聞いてくれます。

このような子育ての経験をしていなくても、自身の体験や身近な出来事を通して伝えるによって、より多くの共感を得ることはソーシャルネットワークで既に皆さんも体験していることと思います。

ソーシャルネットワークの場合は、常に主役が書き手(語り手)でもあり、また自分の知っている身近な人や、建物、店などのスポットが登場したり、またそれが現在の天気だったりして発信するとすぐさま共感を呼ぶことが出来ます。もちろんそれが反発を受けることだってありますが、何らかの反応が得やすいことには違いはありません。

例えば、この時期だと進学、就職、転勤などで賃貸の部屋を探す人も多いかと思います。部屋を紹介するのに広さや設備、備品などのほかに、「広い」「明るい」「便利」とかだけで説明されるよりも、駅から実際に歩いていく際の景色や、出来事を交えながら、エレベーターをおりてドアを開けた瞬間の印象や、一部屋ずつ見て回り、窓を開けてベランダからの景色を眺めて感じたこと。それを、いま見てきたように話す(書く)のでは、当然後者のやり方が効果的に伝えることが出来るはずです。

自動車などの商品でもそう。ドアを開けて運転席のシートに身体を滑り込ませ、エンジンをかけ、そのエンジン音を確認しながら、ハンドルを手に走り出す。パンなどもそう。料理もそう。朝工場に行って気温や湿度を測り、材料を用意してパンを焼くことは作り手以外には体験出来ません。それを、そのまま伝えることが出来るのは作り手以外にはありません。そして、それを伝えることによってそのパンが何倍にも美味しく感じられ食べたくなる。そんな投稿はソーシャルではよく見受けられます。

すべてを見てきたわけではなくても、可能な限り自分で感じたことを直接話すように、例えば自分の立場であればどうだとか、そんな感じでの”語りかけ”をする。

それを長く書く必要もありませんし、文章としての完成度を考える必要ありません。それは書いてしまってから、ちょっと見直すくらいでいいです。論文でもないので、多少の揺らぎや間違いは、それも個性として伝わればくらいで大丈夫。もちろん企業によって、その企業の決まりはあるでしょう。それは出来れば書き手以外の人にチェックして貰うのが間違いないでしょう。

昨日、住太陽さんとほぼ一日語りあった内容を忘れないうちにざっくりとまとめた。コンテンツに悩んでいる方、参考にしていただければ幸いです。あ、ちなみにこの文章を書いた時間は見直しも含めて10分少々。思いつくままに書いて、最後に一太郎の校正ツールで軽くチェックしただけ。意味の無い画像を探す時間の方が長かったかも。

コンテンツとしての読みやすさを追求したい方は、住太陽さんのこちらの記事を参考にしてください。

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